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国の調査をもとにNHKが「水道水PFAS検出状況マップ」を作成
あなたが住む地域の水道水の状況はどうでしょうか?
国は11月29日、全国の水道水の検出状況を調査した結果を初めて公表。
最新の調査では国の暫定的な目標値をすべての地域で下回っていましたが、昨年度までに14か所で目標値を上回っていました。
水道水のPFAS検出状況マップ
水道水でどのくらいPFASが検出されるのかを把握するため、環境省と国土交通省は全国の自治体や水道事業者に対して2020年4月~2024年9月までの4年半の
・PFASの水質検査の実施の有無
・検出された場合の最大値
などについて調査を実施し、今回初めて公表しました。
こちら↓は暫定目標値(50ng/L)超過した地域をピックアップした地図です。
地図に記載した部分はPFAS暫定目標値(50ナノグラム/L)を超えた自治体です。
上水道と規模の小さい簡易水道などを運営する自治体や水道事業者3755か所のうち、2023年度までの4年間に14か所で暫定目標値を超える濃度が検出されました。
(いずれも水源を切り替えるなどの対策を行い、最新の検査では目標値を下回っています。)
国と東京都水道局は給水区域内(東京23区と26市町)で検出された数値のうち、最大値のみを年度ごとに公表。検出された具体的な場所や自治体は公表されていません。
環境省はこれまでの検査で給水人口に換算すると全体の95%で目標値を下回っているとしています。
参照元:NHK WEBニュース
詳しい検出マップはNHK WEBニュースに掲載されています >>> click
暫定目標値50ng/Lとは?
有機フッ素化合物(PFAS)のうち「PFOS」「PFOA」について、「健康に悪影響が生じないと考えられる水準」として、合計で水道水1リットルあたり50ナノグラムという暫定目標値を国が設定しています。
50ng/Lとは、体重50キロの人が生涯にわたって毎日2リットルの水を飲んでも健康に悪影響がない水準だそうです。
下回ったとはいえ継続的なチェックが必要
暫定目標値(50ng/L)を超えた自治体でも現在は50ng/Lを下回っています。
しかし、50ng/L以下になったから安全だとは限りません。
一般的に水質は変動するものなので、45ナノグラム以上など目標値に近い場合、濃度が下がるかどうかウォッチしていく必要があります。
また、PFASは慢性毒性といって、この水を飲んだらすぐ影響が出るというものではなく、一定の濃度以上の水を長い間摂取すると影響が出るかもしれないとされているものです。
水道水のPFAS検出状況
暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過:11か所
- 東京都水道局 64ナノグラム
- 東京都水道局 64ナノグラム
- 神奈川県座間市 63ナノグラム
- 長野市 58ナノグラム
- 岐阜県各務原市 99ナノグラム
- 愛知県北名古屋水道企業団 175ナノグラム
- 三重県桑名市 290ナノグラム
- 京都府精華町 63ナノグラム
- 大阪府の大阪広域水道企業団四條畷水道事業 73ナノグラム
- 兵庫県宝塚市 54ナノグラム
- 岡山県吉備中央町 800ナノグラム
- 沖縄県金武町 70ナノグラム
暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過:5か所
- 岐阜県各務原市 550ナノグラム
- 三重県桑名市 170ナノグラム
- 兵庫県西脇市 100ナノグラム
- 神奈川県座間市 63ナノグラム
- 岡山県吉備中央町 1200ナノグラム
- 岐阜県各務原市 99ナノグラム
暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過:4か所
- 群馬県渋川市 64ナノグラム
- 岐阜県各務原市 130ナノグラム
- 三重県桑名市 230ナノグラム
- 岡山県吉備中央町 1400ナノグラム
暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過:3か所
- 岐阜県各務原市 65ナノグラム
- 京都府福知山市 75ナノグラム
- 岡山県吉備中央町 1100ナノグラム
- 暫定目標値を超えた場所はなし
いずれも水源を切り替えるなどの対策を行い、最新の検査では目標値を下回っています。
PFASのリスク
PFASの影響についてはまだわからない部分が多いですが、ホルモンの働きを阻害すると考えられており、甲状腺疾患や生殖機能の異常、肥満、心疾患などのリスクを高める可能性があるとされています。
また、免疫機能を低下させる作用があるため、感染症にかかりやすくなる可能性があるとされています。
乳がん、肝臓機能障害、妊娠高血圧、精巣がん、甲状腺疾患などの健康リスクも報告されています。
新たな課題・・・「検査未実施」
今回の国の調査では、規模の小さな簡易水道を中心に、水道事業者自治体による検査が行われていなかった事例が相次いで確認されました。
NHKが水道水のPFASについて一度も検査を行っていない80あまりの自治体に取材を行ったところ、未実施の理由で最も多かったのが「法的な義務がないから」という回答で4割を占めたそうです。
ほかにも、「PFASの対策を重要視していなかったから」「検査費用が高いから」などの理由が挙げられました。
排出源はほとんどわかっていない
PFASは化学工場などで製造・使用されたほか、基地や空港などで使われてきましたが、環境省はPFASの排出源についてはほとんどわかっていないとしています。
あなたのご家庭では水道水対策はしていますか?
いつあなたの地域の水道水に影響があるかわからないPFAS。ご家庭での水道水対策はどうすれば良いのでしょうか?
活性炭が有効
京都大の原田准教授によると、浄水器の活性炭がPFASの約9割を除去するとの世界保健機関(WHO)の研究があるということです。
日本でもPFASが検出された水源地に活性炭を設置するなどの対策が始まっています。
岐阜県各務原市では水源地への活性炭のほか、一部の小中学校の水道の蛇口に浄水器を設置しました。
また、岡山県吉備中央町では、浄水場の水を浄化する装置に含まれる活性炭の入れ替え作業の大半が完了したとして、作業の様子が公開されました。
岡山県吉備中央町のPFASについて詳しくはコチラをクリック >>>
セントラル浄水器ReFINEのフィルターは活性炭を使用しています
セントラル浄水器ReFINEに使用されているのは国産最高品質のカーボンブロックフィルターで再生可能な資源で作られています。
また、非常においしい水を作ることや、トリハロメタンを特に効率よく吸着除去する事から日本の飲料水のろ過として最適です。
しかも、セントラル浄水器ReFINEなら、
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有機フッ素化合物 PFOS 及び PFOA 除去性能試験クリア
弊社では、セントラル浄水器ReFINEの有機フッ素化合物「PFOS及びPFOA」の除去試験を第三者検査機関を通じて行った結果、
PFOS・PFOAともに検出されず、除去率94%以上であることが証明されました。
【有機フッ素化合物PFOS及びPFOA除去性能試験】
【試験概要】
ペルフルオロオクタンスルホン酸(以下「PFOS」という )及びペルフルオロオクタン酸(以下「PFOA」という )をそれぞれ0.00005mg/L±0.00001mg/L(合計0.0001mg/L±0.00002mg/L)の濃度に調整した原水を検体に通水した。
10分間通水後に得られたろ過水及び原水についてPFOS及びPFOAを測定し、除去率を算出した。なお, PFOSは異性体を含めて定量した。
【結論】
セントラル浄水器ReFINEの有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)除去性能試験結果は、
PFOS・PFOAともに除去率94%以上、
ReFINE通水後の浄水においては「検出せず」という結果になりました。
有機フッ素化合物が除去できる浄水器ならどれでも良いわけではありません。
あなたの住む地域で有機フッ素化合物が検出された場合、どの程度の濃度なのか、体への影響はどのくらいあるのか、不安なことと思います。
全館浄水システムのセントラル浄水器ReFINEなら、家中どの蛇口からも浄水が出てくるから安心です。
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ー カートリッジ交換のタイミング ー
①ご自宅の水質が気になった時には、まずは取扱説明書に同封のDPD試薬でチェック!
②ピンク色に発色したらカートリッジ交換の目安です。
ピンク色の発色が見られない=有機フッ素化合物がしっかり除去できている証拠です!
カートリッジを何度でも交換できるのはReFINEだけです!
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ご自宅の水道水について不安に感じていること、ご質問など、お気軽にお問い合わせください!
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