水道水と浄水、どちらが良いの?

ガーデニングなどの水やり。水道水を利用していますか?

人体に害を及ぼす水道水の塩素が植物にとっても良くないかもしれない・・・と思ったことはありませんか?

塩素の影響

水道水に含まれるカルキ(塩素)。水道水にはこのカルキが含まれていることにより雑菌がやウイルスが殺菌され、飲料水としての安全性が保たれています。

 

 

 水道水に含まれる塩素の害から家族の健康を守るために浄水器を設置していても、育てている植物への影響を考えたことはありますか?

実は動植物にも以下のような悪影響を与える可能性があります。

1.土壌微生物への影響

塩素は水道水の消毒のために使用される成分ですが、土壌中の有益な微生物にも被害を与えます。

有機分解物や養分の循環を助ける細菌類やバクテリアの活動が低下する可能性があります。

2. 根の成長阻害

塩素が過剰に含まれる水で継続的に植物を潅水すると、植物の根や葉に塩分が蓄積し、根の成長を抑制したりする可能性があります。

塩分は植物の細胞内で水の浸透圧を変化させ、正常な水分吸収を阻害するおそれがあります。

3. 葉の黄変や枯れ

塩素が含まれた水道水を直接葉に吹きかけることで葉が黄変したり、茶色く変色したりすることもあります。

また、葉に残った水道水が蒸発したときに白い粉のようなものがついている場合がありますが、浄水されたお水を使うとそのようなことがありません。

4. 発芽や成長への影響

塩素が含まれている水を使い続けることで発芽率が低下するおそれがあります。

5. 栄養吸収の妨げ

塩素は土壌中のミネラルと反応することで、植物が必要とする栄養素(鉄やマグネシウムなど)の吸収を阻害する可能性があります。これにより、葉が白くなる(クロロシス)や成長不良などの症状がみまれる場合があります。

特に塩分に敏感な観葉植物の場合、高い塩分濃度の水道水を使用することは避けるべきです。代わりに、塩分濃度が低い浄水された水、雨水、蒸留水などを使用することが推奨されます。

これにより、植物の根や葉に有害な塩分の蓄積を防ぎ、健康な成長を促すことができます。浄水されたお水を使うことで、植物の健康が向上し、より美しく元気に育ちます!

 

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水槽の場合、カルキの害を大きく受けるのが水槽内の水をきれいにするバクテリア類です。

バクテリアは水槽内の水をキレイにするのですが、水道水をそのまま使うとカルキによる殺菌効果で有益なバクテリアにダメージを与えます。

つまり、カルキが含まれたままの水道水の使用は、生体の飼育に向かず、水槽内の水質が悪化してしまうケースがあるのです。

土壌においても、水槽のバクテリア同様、カルキが有益な微生物に対して悪影響を及ぼします。

人や動物とは違い物言わぬ植物だからこそ塩素(カルキ)のないキレイなお水で大切に育てていきたいですね。

 

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